
ユーラシア大陸の内陸部に東西を繋ぐかつての交易路。
中国語では絲綢之路。
“シルクロード”の名付け親はドイツの地理学者フェルディナント・フォン・リヒトホーフェン男爵と言われている。
中国と古代ローマ帝国を結ぶ陸の交易は西暦前200年ごろからはじまったとされる。
この交易路は当時の都、西安から、陝西、甘粛、寧夏、青海、新疆、パミール高原、中東アジアを経て地中海の東に繋がってゆく。シルクロードの総距離7,000キロ、そのうちの4,000キロは、現代の中国が占めており、シルクロードの重要拠点ともいえる都市には、西安、蘭州、武威、酒泉、敦煌、陽関、楼蘭が挙げられる。
現在、シルクロードの時代に栄えた都市に暮らしている少数民族は、ウイグル族、回族、モンゴル族、ダウール族、キルギス族、シボ族、タジキ族、ウズベキ族、タタール族。
新疆ウイグルの各部族は一見同じように見えるが、各部族の伝統に伴い、食生活も異なっている。
イスラム教を信奉する人々は、犬、ラバ、ロバは食べない。
ウイグル族はそれとともに、ラクダ肉、南新疆ウイグル族は、馬肉、タジキ族は熊、兎、鷹や猛禽類など、各部族の禁忌食は異なる。


| 都市名 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年平均 |
| ウルムチ | -10.4 | -9.3 | 2.9 | 16.3 | 19.2 | 22.9 | 24.4 | 23.3 | 19.3 | 12.7 | -4.5 | -10.8 | 8.8 |
| カラマイ | -14.1 | -12.0 | 5.5 | 19.1 | 23.2 | 27.0 | 28.2 | 26.7 | 21.5 | 14.6 | -3.6 | -14.1 | 10.2 |
| トルファン | -4.9 | -0.4 | 13.9 | 22.3 | 27.8 | 30.2 | 32.5 | 29.9 | 22.7 | 14.3 | -1.1 | -7.0 | 15.3 |
| アルタイ | -13.6 | -13.6 | 0.4 | 14..8 | 18.1 | 21.1 | 21.7 | 19.8 | 16.3 | 11.1 | -7.8 | -13.4 | 6.2 |
| カシュガル | -2.1 | 0.7 | 9.4 | 17.5 | 20.4 | 23.3 | 28.6 | 23.9 | 19.9 | 12.1 | 3.5 | -4.2 | 12.6 |
| ホータン | -1.3 | 1.8 | 10.5 | 18.4 | 21.7 | 24.5 | 27.5 | 24.3 | 20.8 | 13.7 | 4.2 | -3.6 | 13.5 |
・ 年長者、ゲストは上座に座す。
・ ホスト側はナン、氷砂糖、フルーツなどを準備し、お茶やミルクティーなどを提供する。
・ 食事の前後に手を洗う。
・ 食事は素手(右手)で食べるのが一般的とされる。
・ ゲストが食事を切り分けるのはマナー違反。ホスト側のもてなしを待つこと。
・ 食べ残しをしたり、ご飯をこぼすことがないように気をつけること。
・ 食後、年長者が『都瓦(ドーワー)』を行う。これは、一種の祈りや祝福の挨拶のようなもの。
・ 年長者が両手を伸ばし『都瓦』を行い始め、顔を洗うような仕草をしながら祈りはじめたら、
よそ見をしたり、笑ったり、立ち上がったりしてはいけない。
・ ホスト側が食器を下げた後は、退席してもよい。これを守らず先に立ち上がると、大変失礼にあたる。


シルクロードの要所として知られる街のひとつ、楼蘭。
この都市は、とても栄えていたにもかかわらず、西暦400年ごろ、世界の舞台から忽然と消えた謎の多い都市である貪欲さゆえ無計画に森林伐採を続けて、砂漠化し人の住まない街になった、という説や、疫病が流行したため、街全体が市の街となった、などいろいろな説がある。また、この街は、楼蘭の美女(ミイラ)でも有名である。
とてもきれいな状態で、発掘されたこの女性は、埋葬された場所、服装、容姿などあらゆる面で謎が多い。
そのため、この女性に関する小説もある。現在は、新疆ウイグル自治区博物館に安置されている。


シルクロードにおいて欠かせない都市。
文明的な絶大なる先進都市が存在していたとされる。莫高窟が有名で、世界遺産に指定されている。
この石窟の壁には、経典や写本などが埋め込まれており、今日、当時の文化や生活を知るのに、大きな足がかりとなった。
そのほか、敦煌には中国三大砂丘のひとつ『鳴砂山白牙泉』がある。三日月のようなかたちをしたこの泉は、党河からの水の流れにより、何千年もの間水を絶やすことがなかった。しかし、近年に入り、その河からの水は枯渇してしまったため、人工的に水を供給している。