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黄山黄山風景区
概要
黄山は、中国安徽省黄山市南部黟県のそばに位置し、黄山風景区として、1990年にユネスコ世界遺産の世界自然と文化複合遺産に指定されました。黄山に立ち並ぶ岩石は古生代に出来たもので、それが長い年月を経て浸食され、現在の様な断崖絶壁の景観ができあがりました。海抜1000m以上の峰が72あり、中でも蓮花峰、光明頂、天都峰は三大主峰と呼ばれています。その他2つの湖、3つの滝、24の渓谷があります。伝説によれば、黄山は秦以前には「三天子都」と呼ばれていました。黄山の象徴ともいうべき三大主峰を天帝が居住する仙都に見立てたことでつけられた名称です。神話上の帝王・黄帝が容成子と浮丘公という二人の仙人を左右に引き連れ、この山に来て仙薬を調合し、それを飲んで仙人となり昇天したという伝説があり、唐の時代、玄宗皇帝がこの黄帝伝説にちなんで黄山と改名したと伝えられています。また明の時代の地理学者―徐霞客は「五大山にゆけば山を見ず、黄山にゆけば五大山を見ず」と言った言葉があります。黄山には、「黄山四絶」というキャッチフレーズがあります。奇松、怪石、雲海、温泉の4つの奇景のことです。
■奇松
黄山の松は、中国松の変種でいずれも800m以上の高地に分布しており、岩の間に根をはっています。
「迎客松」、「臥龍松」、「探海松」、「黒虎松」を始めとする30余りの古松が有名です。なぜ岩の間で生息できるのか不思議ですが、花崗岩に含まれるカリウムが雨水に触れて化学変化した塩成分や、松の根から排出される有機酸で溶かされた岩中の塩分を、養分として吸収しているのだそうです。このような厳しい自然環境から、根の長さは樹木の数倍から数十倍にも達しますが、地上の松の成長速度は極めて遅く、2~3mの長さに成長するのに、100年以上の歳月を要すると考えられています。
とくに有名な迎客松は、樹齢800年と推定されています。
■怪石
名前がつけられた怪石は120ヶ所にもおよびますが、「飛来石」や「猴子観海」などがとくに有名です。どの怪石も、天に向かって屹立する奇怪な形状で、動物や人など様々な形があります。
■雲海
黄山のある地域は雨が多く、年間平均降雨日が183日、降雪日も49日にのぼります。このため、山間に霧や雲海の発生する日も多く、「雲海」が三番目の「絶」として数え挙げられています。

■温泉
黄山の温泉は、風景区の一番南の、海抜650mほどのところにあります。温泉成分は重炭酸が主体で、水温は年中42度前後で、飲用にも適しています。黄帝がこれを飲んだとたん、白髪が黒くなり若さを取り戻したという伝説があり、古くから消化器系、神経系、血管系などの病気に一定の治癒効果があることで知られ、「霊泉」と呼ばれてきました。
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